
神奈川と茶道との歴史は多くの偉人によって彩られています。
横浜市中区にある名勝「三渓園」を造園した原富太郎・茶人三渓。三渓は実業家であり茶人であり、絹の貿易で財を成し、富岡製糸場など各地に製糸工場を持ち、現在の横浜銀行の頭取でもあった豪商です。
小田原にも3人の偉人がおり、まず三井物産初代社長で千利休以来の大茶人と称された益田孝・茶人鈍翁。
次に日経新聞社の前身・三越伊勢丹の前身の社長を務めた野崎廣太・茶人幻庵。
最後に十二都県に跨る電力会社の社長で「電力王・電力の鬼」と呼ばれた財界人・政治家の松永安左エ門・茶人耳庵。
この3人を小田原三茶人と呼びます。
鎌倉で宗偏流茶道を起こした山田宗偏家元は利休の孫・千宗旦の四天王として知られていました。
宮川香山が横浜で築いた眞葛焼は「魔術のごとき色彩の美しさ」で世界に愛され、北大路魯山人は鎌倉に星岡窯(せいこうよう)を設立して本格的な作陶活動を開始し、世界でも名声を得ていた陶芸家小山冨士夫の拠点も鎌倉でした。
神奈川の茶道の歴史に登場するのは計り知れない偉人ばかりですね。