
埼玉は日本三大銘茶の一つ、狭山茶の生産地として知られています。狭山茶は甘くて濃厚な味が特徴です。
川越市にある無量寿寺中院は「河越茶・狭山茶発祥の地」として知られており、小説家である島崎藤村(とうそん)が義母の加藤みきに贈った茶室「不染亭(ふせんてい)』では今も随時お茶会が開催されています。
かつての川越藩主である酒井忠勝・堀田正盛・松平信綱らは「大名茶」の様式を確立した茶人小堀政一(号は遠州)と親しく、茶の湯を通じた交流があったそうです。
その川越にある喜多院には遠州流の流れを組む庭園があり、前述の中院では遠州宗家家元の献茶式が行われています。
江戸時代に城下町として盛えた川越市は、東京都心から1時間でいける「小江戸」として蔵造りの建造物や寺院・神社、明治から続く菓子屋横丁など昔ながらの街並みを今に伝える人気の観光スポットですよね。
比企郡にある遠山記念館では、重要文化財に指定されている茶室でお抹茶を頂くイベントも開催されています。