京都はそのイメージ通り、昔から茶道・茶道具は関わりが非常に強い場所です。
「大徳寺」はあの一休さんがいた寺院で、お茶と禅を結びつけたといわれています。
わび茶の開祖といわれる村田珠光、そして千利休、さらには古田重然(号は織部)、小堀政一(号は遠州)といった大茶人がこぞって参禅した寺院として有名です。
日本最古の茶園といわれる高山寺「栂尾(とがのお)茶園」は、日本で初めて茶が作られた場所であるといわれ、栄西禅師が中国から茶壺と茶の実3粒を持ち帰り植えたのが始まりとされています。
日本三大茶の一つ宇治茶も、高山寺の手助けによって発祥したと言われています。
京都は茶道の各流派の家元(本部)が多い地域で、全国に3室ある国宝指定の茶室のうち、『待庵(たいあん)』と『蜜庵(みったん)』の2室が京都にあります。
茶道具も多く焼かれており「京焼」「清水焼」「楽焼」が有名で、清水卯一・近藤悠三といった陶芸家の人間国宝も排出し、ほかにも楠部彌弌(やいち)など、有名陶芸家が多い地域でもあります。
京都の茶の湯と、茶道具買取実績
京都には非常にたくさんの買取実績がございますが、上京区での一例をご紹介致します。
親御様が町屋で呉服問屋をされていた70代の女性からのご依頼でした。
裏千家に属してらっしゃったご依頼主は、膝が悪くなって正座が出来なり、茶道をおやめになることになさったそうです。
さすがは京都、茶道の本場ということもありご依頼主のお宅にも古い茶道具が多く残っていらっしゃいました。
茶道具のほかにも掛軸や骨董品もたくさんお持ちで、なかには非常に珍しいお品物もございました。
古萩の茶碗・中国の青磁の茶入・時代蒔絵の硯箱などの古い茶道具をはじめ、合計で約300万円の買取をさせて頂きました。
そのうち京都絵師、吉川観方(かんぽう)の屏風には50万円の評価をさせて頂きました。
あなたのお宅にも使われていない茶道具や眠っている骨董品がお有りではないでしょうか?
京都へも無料で出張査定を行っております。
茶道具の買取をお考えの方はぜひアート熊野堂までお問い合わせ下さいませ。